エスカレーターは歩かない!?

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駅やビル、大型施設等、いたる所で見かけるエスカレーター。空港や長い距離を要する乗り換えや地下街等では、上下に移動するのではなく前に進む動く歩道もあったりします。

とっても便利な乗り物なので、絶対に無いと困る乗り物の一つです。

そんな便利なエスカレーターですが、最近、「エスカレーターは歩かないでください!」的な内容が書かれたポスターを良く見かけるよになりましたが、どう思いますか?

そもそも、エスカレーターって歩くもの?歩かないもの?どっちなんでしょうか。

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エスカレーターは片側をあけるのが常識!?

エスカレーターは、アメリカのオーチス・エレベーター社の商標登録済の商品名でした。しかし、当時はこの自動で動く階段を表す言葉が無かったために「エスカレーター」と呼ばれ、広く普及した言葉でした。その後、オーチス・エレベーター社は商標権を放棄したようです。

調べてみると、最初のエスカレーターは1896年にアメリカのニューヨークで設置されたようで、その後、改良が重ねられて全世界に普及したんですね。

そして、経済が発展して人口も増加して人々が時間に追われるようになって、いつの日からか土地土地によってエスカレーターの乗り方にマナーが出来たんでしょうね。

東京(関東)でエスカレーターを利用する際は、右側を空けるのがマナー。逆に、関西では左側を空けるのがマナー。

理由は、関西では1967年に阪急電鉄が左側を空けるように呼び掛けを始めて、1970年の大阪万博でも同じような措置がとられたことから、左側を空ける事が定着したようで人為的に作られたマナーのようです。東京の右空けは、自然となったようです。

世界を見てみると、イギリスやアメリカ、台湾、香港などでは左側を空けることがマナーとなっているようです。オーストラリアやニュージーランドでは、逆に右側を空けることがマナーとなっているようです。

モスクワは、なんとなく左側を空けているような気もしましたが、明確なルールが分かりませんでしたね。

日本列島、どの辺りで右空けと左空けが変わるのか調べたテレビ番組とかありましたが、そもそもエスカレーターのこの利用の仕方は本当に正しいことなのでしょうか。

時間の無い人や、待つ事が嫌いな人達は、上りだろうが下りだろうが歩いて(小走りで)利用しています。立ち止まって利用している人が居ると、舌打ちしたり「どいてください」って言ったりして、言われる方はイライラしていますよね。

歩かないで利用する動きが活発に!

当たり前の光景でしたが、最近は、安全面から見直しが始まっているようです。

JR東京駅

冒頭のポスターがエスカレーターの脇に沢山掲出されています。さらには、「2列で並んでご利用ください」とアナウンスまで行われております。

最近ではツーリストの利用が多いので、右空けルールを知らなかったり大きなスーツケースを自分の横に置いたりして、自然と立ち止まって利用している光景を良く目にします。

新宿 ビックロ

こちらの施設はユニクロ、GU、ビックカメラなどが入っていて、ツーリストの方達がとても多い店舗です。

JR東京駅同様に、ポスターを掲出して理解促進図るだけでなく、1階や2階の乗り場では、スタッフが大きな声で2列利用を促進しています。

ただ、なかなか2列利用にならず、右がずっと空いていて左側に長蛇の列が出来たりしています。

2列利用の方が効率的!?

日本に場合、そんなに長いエスカレーターが有る訳ではありません。そして、一極集中している東京ではオーバーツーリズムとも言われている昨今、主要駅や大型施設などでは朝から人が溢れています。

エスカレーターの場所では、片側を空けるためにもう片側に長い列が出来ています。そして、そのような場合に限って空けている側は誰もいないのです。

いつ来るか分からない見ず知らずの人のために、みんなで遠慮して片側を空けて自分は静かに並んで片側が空いたエスカレーターを見ながら並ぶマナーは、そろそろ改めても良いのではと思います。

その方が人の流れも良くなりますし導線上に人が滞留しなくなります。もちろん、歩いたり小走りの人にぶつけられる事も無くなり安全面も高まります。

  • 手すりにつかまる
  • 歩かず立ち止まる
  • 黄色い線の内側に立つ
  • 荷物をしっかり持つ

ポスターの通りです。日本人よ、そんなに急いでどこへ行くって感じです。

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