驚愕!中国Eコマースの実態!

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中国で特別な日である11月11日。今年も例年以上の賑わいを見せていた。

以前より、11月11日で1が4つ並ぶことで「独身の日(ダブルイレブン)」と言われていました。では、何故Wイレブンと呼ばれる11月11日が注目を浴びる日になったのか。

1990年代前半、大学生たちが光棍節(こうこんせつ)という独身者を意味する日として、パーティーを開催したりプレゼント交換を行ったりするイベントをしていました。

そして、この光棍節に目を付けた中国のアリババグループが、デートが出来ない独身者をターゲットにしたイベントとして2009年11月11日にネットショッピングが始まりました。

Wイレブン過去の売上推移
Wイレブンの年別売上(億元)

今年で12回目を迎えたWイレブンのイベントは、年々売上を伸ばし続けて2020年は7兆7,000億円を超えるまでに成長しています。そのため、当初は独身者向けの商品が多かったようですが、今では独身者に限らず全ての方をターゲットになり、今年は25万以上のブランドが参加、そのうち3万を超える海外ブランドが越境ECを通じて参加しています。消費者は8億人以上が参加しました。

アリババグループ、天猫ダブルイレブンで過去最高の流通総額7兆円超を達成 | アリババ株式会社
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実際のネット決済とネットショッピングの状況


実際、中国のスマホ事情はどうなっているのか?上海を中心に若干3ヶ月だが生活した実感としては、日本人の想像を超える位、毎日様々な場所でスマホを利用している印象である。

コンビニ、レストランの支払、あちらこちらに置いてあるレンタサイクルの自転車、気軽にオーダー出来るデリバリーサービス、タクシーの呼び出し、公共交通機関の利用、宅配便、携帯電話料金のチャージ、各種支払い、そしてコロナ禍の今、各所で提出を求められる健康コード等、スマホを利用しないと生活が成り立たない程に入り込んでいます。
少し前まで、外出する際はスマホ、財布、鍵を確認していたのが、今ではスマホ、充電機、鍵に変わったなんて言われている。そして、充電器も至る所に貸し出し充電器があるので、もはや持ち歩きは不要である。

中国に駐在している日本人に話を聞くと、「このスマホ生活は本当に便利過ぎる」と多くの方が言っていた。

ネット決済の状況

2020年3月までで、中国国内のネット決済ユーザー規模 は約7.68億人でネットユーザー全体の約85%が利用している結果。携帯でのネット決済のユーザーは約7.65億人で携帯ネットユーザーの約85%が利用している。

中国オンライン決済利用者数及び利用率
中国モバイルオンライン決済利用者数及び利用率

この結果から、ほとんどのユーザーが携帯を利用してネットショッピングしていて、生活の一部になっていることが伺える。そして、ネット決済が中国国内で着実に成長し消費を牽引いることも分かる。


2019年、銀行以外の支払機構が行ったネット決済業務の件数は約7200億件にのぼり、処理した金額は約250兆元になる。
そして、モバイル決済は消費の伸びを大きく牽引していて、既に日常生活と切っても切れない関係になり、人々の消費行動を再構築したのは言うまでも無く、企業のビジネスモデルも変革している。

ネットショッピングの状況


2020年3月までで、ネットショッピングのユーザー数は約7.1億人に達し、2018年末より1億人増加した。そして、ネットユーザー全体の約79%を占めている。携帯電話でのネットショッピングユーザー数は約7.07億人に達し、2018年末より1.16億人増加し、携帯ネットユーザーの約79%を占めるまでになっている。

オンラインショッピング利用者数及び利用率
モバイルオンラインショッピング利用者数及び利用率

2019年、ネット小売業は持続的に着実に発展し、中国の消費を牽引する重要な原動力となったと言われた。データによると、2019年には全国のネット小売額は10.63兆元に達した。

そして、特に注目なのがSNSを利用してのEコマース、ライブ中継によるEコマースの増加である。新しいネット消費の形として、SNSを利用してのEコマース、ライブ中継によるEコマースは消費者の多くのニーズを効果的に満たし、ネット消費の重要な支えとなっている。


2019年のSNSを利用してのEコマースの取引額は前年同期比60%以上増加し、全国のネット小売業全体の増加速度をはるかに上回っている。このSNS Eコマースは、ソーシャルメディアやインタラクティブネットワークメディアを通じて、友人と共有、販売など、伝統的なビジネスモデルを革新と言われている。

まだまだ中国のネットからは目が離せない。来年のWイレブンは一体どこまで売上を伸ばすか!?

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