2019年末、約16年間勤務した会社でしたが、退職する旨を会社側(直属の上長)に伝えました。
これを書き起こしている2020年2月、まだ慰留の話し合いに呼び出されております。ここまで慰留してもらうのも大変有難い話ではあります。
会社には3種類の人が居るとは良く言いますよね。
- 会社を辞めてもらいたい人
- 会社に居ても居なくても良い人
- 会社に居てもらいたい人
リップサービスあったとしても、10回以上も慰留の話し合いをするのは、16年間勤めてきた結果としては良い評価を頂けたのかと実感しています。
退職宣言から退職に至るまでの考えなど参考にしてください。
退職を伝えてから
会社側に退職の意思を伝えた時、翌日には役員に呼ばれました。言われたことは次の2点です。
- 何故、突然辞めると言い出したのか?
- 辞めてどうするのか?
最初は気を遣いながら時に嘘を交えながら話をしていたのですが、辻褄が合わなくなることもあり正直ベースで話すこと、会社側が複数人だと話しづらいので1対1での話し合いをすることがオススメです。
慰留の話し合い
自分が主人公になってこのような話し合いはあまり経験も無いので、意外に良い経験になりました。
おそらく、どこの会社も同じかと思いますが、「情」に訴えるパターンと「新しいフィールドについての不安要素を並べる」パターンかと思います。
この経験からわかることは、
退職理由
そもそも何故退職しようと思ったのか。
私が今の会社に勤め始めた頃は、まだスマートフォンが無い時代でした。2007年にアイフォンがアメリカで販売開始され、日本で販売されたのが2008年です。
このアイフォン 販売から私の携わっている広告業界は劇的に環境が変わった気がします。特に、ここ数年の変化は凄まじい気がします。
2019年には、デジタル広告のシェアが4割を超えると言われ、2020年には45%に迫る勢いです。
特にモバイル関係の伸長率は凄まじく、2019年で11.5%、モバイル経由の広告の成長率は21%を超え、2020年には総広告費に占めるモバイル経由の広告が30%を超える勢いです。
実際、普段仕事をしていても、いかにモバイルでコミュニケーションがとれるかが課題になっています。
この変化を目の当たりにしていて、今の会社に限界を感じたのが退職理由です。
つまり、今までのテンポとは異なるスピード感で、様々な新しい会社やサービスが生まれている中で、どうにもこうにも追いついていない感が充満していました。新しい手を打つ間に、世間は2歩も3步も進んでしまっています。
この辺りの話は、上司も十分に理解してくれました。だからこそ、本当に君の将来を考えた時に、本気で強く慰留して欲しいと言えない自分が居るとも仰っていました。
これは本音でしょうね。
今後について
これを記している今日、ようやく会社で3月末での退職がリリースされることになりました。あとは事務的な処理を進めるだけです。
今回経験して分かったことは、もし退職する場合は途中でひっくり返さないことです。
おそらく良い条件を出してくる場合もありますが、果たして残留することが正解かは分かりません。
少なくとも辞めようとしていることが周りに漏れていれば、良い条件で残留したことを快く思わない同僚も出てくるはずです。また、「いつの日か辞めるのでは」と見られ続ける場合もあります。
その点を十分に理解した上で、宣言することをオススメします。
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