中国人を含め海外の方に人気の宮城県白石市で営業している「宮城蔵王キツネ村」の紹介です。
こちらは、標高590m前後に位置していて6種・約250頭のキツネが飼育されているます。うち100頭以上が園内で広く囲われた林の中に放牧されています。
- 正式名称 宮城蔵王キツネ村
- 入場料金 大人(中学生以上)1,000円、小学生以下は無料
- 所在地 〒989-0733 宮城県白石市福岡八宮字川原子11-3
- 電話番号 0224-24-8812
- アクセス 東北新幹線の白石蔵王駅、またはJR東北本線の白石駅よりタクシー約20 分(約5,000円程度)、東北自動車道の白石ICから約20分
- 主な飼育動物 キツネ
- 来園者数 約10万人(2015年)
- 開園 1990年7月30日
キツネって触れ合って大丈夫!?
TVドラマ「北の国から」でも「ルールルルルル、ルールルルルル」と、螢(中嶋朋子)が森に向かってキタキツネを呼ぶ声は有名です。
一見、キツネは可愛く見えますが野生のキツネはエキノコックスという寄生虫に感染している可能性が高いです。
このエキノコックスという寄生虫が原因で起こる病気をエキノコックス症と言います。
寄生虫エキノコックスにはいくつかの種類があり、キタキツネと野ネズミの「食べる-食べられる」の関係の中で感染サイクルを形成されます。
この感染サイクルが自然界でのみ起こっている限りでは、それ程問題にはなりませんが、何らかの理由で卵が人間の口から入ってしまうと私達人間も感染してしまいます。
そのため、北海道は長年この病気と関わってきました。そして、決して過去の病気ではなく、今でも新しい患者が見つかっています。
キツネ村は大丈夫!?
キツネ村のキツネは、全て人工繁殖した個体のようで、定期的に駆虫剤の投与、施設内の殺菌消毒も実施しているため、人間が経口感染でエキノコックス症となることを防いでいるとのことです。
そのため、キツネとの「触れ合い」を売りにしていて、抱えながら一緒に写真を撮ったりすることも出来ます。
広い園内では囲いの中で100頭以上のキツネが放し飼いされていて、この囲いの中にも入ることができます。ただし、基本的には人間に慣れているようですが、囲いに入る際は噛まれる等の危険もあるため係員から注意事項が伝えられます。
- 囲いの入り口付近で立ち止まるとキツネが密集するので立ち止まらない!
- 噛まれることもあるのでキツネに触らない!
- 囲いの中は決められた通路以外は立ち入り禁止!
- キツネのエサやりは、専用エサ場で専用のエサを使用!
- キツネは落とし物を壊して土中に埋める習性があるので、落とし物をしない!
- ビニールの音や手をポケットに出し入れすることで餌と勘違いするので要注意!
百聞は一見にしかず
動物園、水族館など生き物との触れ合いや鑑賞は、子ども達も喜ぶので人気があると思います。
こちらのキツネ村は、「キツネとの触れ合い」が最大の売りで他に無い施設かと思います。ぜひ、一度訪れてみるのも良いかと思います。
ただし、キツネは思ったよりも大きくて沢山のキツネに囲まれると少し恐怖を感じたたりもします。
また、放し飼いのエリアはキツネの落とし物等もありますし、万が一噛まれたり飛びかかってきても良いように、汚れても良い格好で園内を楽しむことをお勧めします。
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