歴史遺産!アウシュビッツ収容所へ行く!

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クラクフの街中

ポーランド南部にあってポーランドで最も歴史ある都市、17世紀初頭にワルシャワに遷都するまでの首都をご存知ですか?

クラクフです!

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ユネスコの世界文化遺産 古都クラクフからアウシュビッツへ

以前から行ってみたかった「アウシュビッツ」に行くために、立ち寄りました。

旧市街は、南北1.4km、東西1kmほどしかなく、徒歩で観光出来るコンパクトな街す。

個人的には、新しいモノを追い続けて変化を続ける東京の街よりも、人(観光客)が多いですが落ち着いた街並みで、ほどよく暗い街はとても過ごし易かったです。

オンオフ付けて、オフタイムはこんなカフェで過ごすのも良いかも。
町中を網羅している便利なトラム

アウシュビッツ・ビルケナウへ

「地球の歩き方」でも紹介されていますが、アウシュビッツ・ビルケナウ博物館には唯一の外国人(日本人)ガイドである中谷剛さんって方がいらっしゃいます。

歴史を自分で学んで足を運ぶのも良いのかもしれませんが、歴史だけでなく建築物の意味や、その場所で何が行われたのか、写真の意味、来ている人達について等、詳しい方に教えていただきながら周るのが良いかと思います。

中谷さんは、日によっては個人ガイドもやってくださっていますので、直接メールで申込も受け付けています。

私も直接メールして依頼したのですが、希望した日は個人ガイドを受け付けていないとのことでした。

そのため、日本語で案内してくれる「VELTRA」の現地ツアーに申込で参加することにしました。 

「VELTRA」は、14,000種類以上の海外・国内のオプショナルツアーを予約できる現地ツアー専門予約サイト。

ツアーの催行は、現地のツアー企画・実施会社がしているようです。

当日は朝8時に、旧市街の脇にあるマテイキ広場のグリュンワルド記念碑の騎馬像前に集合です。

グリュンワルド記念碑の騎馬像

ガイドさんを探そうと意気込んでいましたが、メガネを掛けた女性を直ぐに発見。日本への留学経験もあるようで、日本語も上手で安心のガイドさんでした!

そして、ビックリする事に申込は私入れてたったの2人。一緒に参加予定のもう人方も直ぐに来られたので、お迎えのメルセデスに乗って出発です! やっぱりツアーは楽チンで正解です!

さらにビックリする事に、車内でガイドさんから「今日はラッキーです。日本人ガイドの中谷さんに案内していただけます!」と。

ほんとビックリです。諦めていたので、余計に嬉しかったです!

アウシュビッツまでの道中は、ガイドさんの日本留学時代のお話やアウシュビッツについて聴きながらポーランドの田舎町の朝焼けをボケッと眺めて過ごしていました。

朝靄のかかるポーランドに田舎町

1時間程で、目的地のアウシュビッツに到着! 別のツアー会社のお客様も合流して合計4人で中谷さんとご対面。早速、出発です。

考えさせられる強制収容所

強制収容所への入り口

冒頭、「大学の落ち葉と整然と並ぶレンガの建物を見ていると、大学のキャンパスみたいでしょ」と。

「でも、これから見ていくけど、この場所で悲劇が起こっていたのは間違いないから」と。

一つ一つ、ゆっくりと説明を聞きながら、建物を進んでいきます。

基本、写真はOKですが数カ所だけNGがあります。

その場所になったらお知らせしますので絶対に写真は撮らないでくださいと説明がありました。

ガス室に投げ込まれたガス缶や、身体を洗うと嘘を言われて連れ込まれたガス室、人間を焼却していた場所、銃殺していた塀など、実際に目の当たりにすると声を失ってしまいました。

投げ込まれていたガス缶
焼却施設
身体を洗うと言われて連れてこられたガス室
銃殺が行われていた塀

その後、車で10分程の第2収容所へ移動。ヨーロッパ全土から鉄道で連れてこられた終着場所です。

ヨーロッパ全土に繋がる線路
破壊されたガス室

この辺りは、亡くなったユダヤ人の形のある骨ではなく遺灰が土に混じっているため、ユダヤ人以外は立ち入り出来ない区画もあったりします。

そんな場所では、ユダヤ人が輪になって祈りを捧げています。

ユダヤ人は、周りから分かるように、同じトレーナーを着ていました。

時間にして、3時間程度。研究が続くアウシュビッツに関して様々な視点からの説明を伺いながら見ることが出来て本当に良かったです。

近隣諸国からも、高校生が授業の一貫で来たりするそうで、私が参加した日も多くの高校生がいました。

一緒に見ている友達・仲間でも、普段着の子も入ればユダヤ人のトレーナーを着ている子も居て、、、。こんな光景一つでも、色々感じる場所です。

せっかく東欧に行くなら、是非、足を延ばして訪問して欲しい場所でした。

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