政府ワーキンググループで議論(2023.11)
急いでいるのにタクシーが来ない! 雨降ってきたのにタクシーが捕まらない!
最近、こんな想いをすることが増えてきた。どうもコロナ禍でタクシードライバーが減ったためと言われている。
そんな中、最近話題なのが「ライドシェア」である。私も数年前に上海で過ごした時は、流しのタクシーを利用したことは一度もなく、常に配車アプリの「DiDi」を利用していた。
上手く言葉で伝えることが難しかったので、言葉を交わすことが少ない配車アプリは非常に便利であった。日本では、この便利な「ライドシェア」の導入に様々な意見や思惑があるようで、一筋縄ではいかない模様である。
政府は6日、地域産業活性化に関するWGを開催して、一般ドライバーが有償で送迎する「ライドシェア」について議論をしたようだ。
噛み合わない議論
報道によると、配送サービスを展開しているウーバージャパンが安全性に問題がないと主張したのに対して、タクシー業界はライドシェア導入に慎重な姿勢を示したようだ。
参加した河野デジタル相は、タクシーが不足している現在の状況を踏まえて、早く結論を出すように求めた。
また、ウーバージャパン側は良く言われる安全性について、「諸外国では、運転者が何者が分からないタクシーの方がよっぽど不安である。事前に情報や利用者の評価が確認できてGPS情報などが記録されるライドシェアの方が安全である。また、そのように考える人が多い」と話したという。
一方、慎重な姿勢の業界は、「いざ事故が起きた場合に誰が責任を取るのか?」と言い、ライドシェアが禁止されいる国や地域をあげた。
日本らしい議論
新しい力と旧態依然とした力が、鬩ぎ合っている感じだろうか。日本らしいといえば、大変に日本らしい感じもする。
既成のものを守りながら、新しい仕事を創出して雇用の全体数を上げて、またサービスを受ける人の利益に繋げていく。そんな前向きな議論を期待したいしとても簡単なことと思うが、政治が絡むと別次元の思惑が強くなり議論が進まなくなる。
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