食べ方で嫌われる中国!

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中国には、美味しい料理が沢山あります。沢山の技法や味があり世界三大料理の1つとされています。

日本では中華料理を北京・上海・広東・四川の4つに分けて呼ぶことが多いと思います。

中国では、山東・江蘇・浙江・安徽・福建・広東・湖南・四川の8つに分けるのが最も一般的に用いられているようです。

日本と同じように、地域や料理によって様々な食べ方マナーもあるようです。

食べきれない料理

中国では客として訪問した際、食べきれないほどの料理でもてなしてくれることが多いです。友人や同僚と食べに出掛けても、テーブルに載りきらないほどの料理をオーダーする事が多いです。

日本人の感覚だと食べ物を残すことに抵抗がありますが、中国では沢山頼んで料理を食べ残すことはマナー違反ではありませんでした(一応、過去形)。

むしろ、料理が足りないことを恥じる文化だったようです。

政府からお達し

2020年8月、中国政府からビックリするお達しが出ました。

習近平国家主席が「飲食の浪費行為の断固阻止」を指示し、食べ残しの根絶を目指す方針を打ち出しました。

つまり、宴席等で食べ切れない量の食事で歓待する中国の慣習を問題視しました。

共産党機関紙の人民日報では、習氏が「飲食物の浪費は衝撃的で心が痛む」と語った様子が報道され、食料を無駄にしないための対策を取るように命じたことが伝えられました。

ちなみに、中国都市部の外食産業で1年に出る残飯の量は1700万~1800万トンと推定され、3000万~5000万人分の1年間の食料に相当すると言われています。

私はこの報道があった頃に上海に居ましたが、世間でも話題になっていましたがレストランで目にする光景に変わった様子はありませんでした。

暫く時間が掛かるのかなと感じます。

食べ残す習慣より直した方が良い習慣

そもそも食べ残しの文化を見直すことは、今の時代では必然かと思います。

しかし、それ以上に直した方が良い習慣が中国にはあると思います。それは、口から吐き出す習慣です。

基本的に、中国では魚にしろ肉にしろ骨が付いたまま調理されて提供される事がほとんどです。手間や調理の都合で骨を付けたままの方が良いのかもしれません。

勿論、日本でも焼き魚や煮魚に骨があることは当たり前ですし、ステーキやカルビにも骨付きがあります。骨付きでの調理や提供が問題ではありません。

中国人が、この料理を食べる時の食べ方が問題です。

男性も女性も、若い人も年配の人も、子どもも大人も、皆が口から「ペッペッ」と吐き出すことです。

当然、飲み込むことは出来ませんので口から出すことは仕方ないことだとは思います。ただ、その出し方が問題です。

前に人がいようが関係なく、吐出した骨や殻等のために用意された皿に唾を吐くように吐き出します。

文化の違いと言えばそれまでですが、食事をしている場で見ていて気持ち良いものではありません。

声が大きい、唾を吐く、団体で行動する、備品を持って帰る等、中国人の問題行動は多く指摘されています。

気が合う仲間と食事、仕事の会食、おもてなしを表現するための食事など、「食事」には様々なシーンがあります。

少なくとも美味しい食事を楽しむひと時で、口から吐き出すという汚い姿を見せないようにして欲しいです。

世界を牽引する経済大国になったとしても、誰からも憧れる国になるにはまだまだ時間が掛かるのかもしれません。

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