トイレで見えてくる中国の民度

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海外旅行に行く際、一番気になるトイレ。

中国のトイレについては、「汚い」「臭い」「扉が無い」など、嘘か誠か判明しない様々な噂があります。2020年時点で、果たして実際のトイレは一体どうなんでしょうか。

都市部のトイレは問題なし

まず、どんな方でも必ず通る場所の空港を見てみたいと思います。

北京や上海、深圳など大都市部の空港を利用しましたが、特に「汚くて利用出来ない」って感じではありません。日本とは比較すれば当然劣りますが、バンコクやクアラルンプール、香港等と同じレベルかなと感じます。

定期的に掃除もされていますし、匂いも気になりません。場所によっては、個室にゴミ箱が設置されている場合もありますので、その際はゴミ箱を利用します。

国際空港は海外からの玄関口でもあるので、キレイで当たり前かと思います。

ちなみに、各空港には航空会社が運営するラウンジがありますが、上海浦東国際空港のラウンジ内にあるトイレは、なんとウォシュレットでした。掃除もかなりの頻度で行っているようで、正直、安心して利用できるトイレでした。

街中はどうでしょうか。

上海や北京、深圳、広州等の大都市の街では、外国人や中国人富裕層向けのショッピングセンターや外資系ホテルがありますので、こちらを利用すれば全く問題ありません。

レストラン等では気になる場合もありますが、今の時代、大都市圏で「絶対利用出来ない」といったことは無いかと思います。

日本もそうですが、建物が古ければトイレも古く(汚く)なるのでこれは仕方ないことです。

気になる方は、トイレだけでなくレストランでも利用できるので除菌シートを持ち歩くことをおススメいたします。

地下鉄や高鉄のトイレは!?

観光で訪れてもほとんどの方が利用すると思われる地下鉄や、中国全土へ結んでいる高鉄はどうでしょうか。

上海市内は縦横無尽に地下鉄が走っております。大体の駅にはトイレが設置されていましたし、ホームに設置されている駅もありました。

ただし、駅によっては利用することを躊躇してしまうようなトイレもありました。

おそくら、いつ頃整備されたかによって異なると思います。そのため、新しいトイレについては全く問題なく利用できます。

高鉄は、駅自体のトイレでは躊躇う場合もあります。高鉄車内のトイレは、設備自体に問題は無いと思いますが、利用はしたくない感じです。

理由は、利用の仕方に問題があると考えます。それは、的を外して汚れていたり、そもそも流されていない事もかなりの頻度でありました。

中国の方に聞くと「稀にそのような事もあるけど、稀です」と言っていましたが、そうでは無いと考えます。

それは、中国では残念ながら都市部と地方では所得に限らず習慣、民度に差があると考えます。

つまり、中国全土を血管の如く張り巡らされている高鉄は、都市部から地方、地方から都市、地方から地方等、多くの方が利用していて、そのため「トイレの流し忘れ」等も起こっていると考えます。

地方のトイレ

一度、地方を訪問した際に、山奥の寺院を訪問しました。

入り口でガイドから、「ここがこの辺りで一番キレイなトイレですので、ここで済まるのが良いです」と言うので、皆利用しました。男子トイレは大丈夫でしたが、女子トイレは酷かったようです。

「ドアに鍵が無いので手で押さえないといけない」「汚れていてしゃがめない」「水が流れない」等、ここで一番キレイなら他は一体・・・。と言った声が上がっていました。

地方の山奥でも多くの観光客が来るような寺院でこの有様です。まだ、自宅にトイレが無いのは当たり前の地方もあるようで、トイレについての意識は都市部と知郷では全く異なります。

こんな状況ですので、多くの中国人が利用する高鉄の車内トイレも、汚れて当然なのかもしれません。

まとめ

地方や都市部でもよっぽど古い建物のトイレを利用しない限り、噂で伝わる「汚すぎて利用出来ない」ってことは無いかと感じます。

特に、観光で数日過ごす程度なら、ホテルやショッピングセンターを利用すれば全く問題ありません。

ただ、地下鉄や高鉄、レストランのように多くの中国人が利用する所は注意が必要です。

我慢できるのであればキレイなトイレを探して利用してください。また除菌シートは様々な場面で役立ちますのでお忘れなくしてください。

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